CRYENGINEの歴史を簡単に解説

CRYENGINEの歴史を簡単にまとめました。

CryENGINE

「Far Cry」で使用された。
もともと技術デモのためにCrytekが作成していた。
CryENGINE 1

CryENGINE 2

PC版「Crysis」で使用された。
そのアップデート版(2.5)が「Crysis」の外伝「Crysis Warhead」で使用された。

現在(2016/10/29)CryENGINE 2を使ってみたい場合、GOG.comで販売しているCrysisにSandbox Editor2が含まれている。

CryENGINE 3

「CryENGINE 2」まではPC向けだったのでゲーム機にも対応させた。(PlayStation 3、Xbox 360、Wii U)
「DirectX 11」に対応。
ゲーム機の「Crysis」は「CryENGINE 3」が使用された。(このCrysisは劣化版だった。グラフィック品質の低下、一部のステージは削除されてた。PS3で確認。)

2011年、インディーズ開発者など一般でもゲーム制作が出来る、非商用のゲーム制作用「CryENGINE 3 Free SDK」が配信された。

バージョン3.4.5は名作だった。ある程度軽く、バグも少なかった。

「CryENGINE 3」は、バージョン3.5.8まで

CRYENGINE

バージョン表記が無くなった。 「CryENGINE 4」に相当する。

「CryENGINE」から「CRYENGINE」の大文字表記になった。

通称EaaS版。(Engine-as-a-Service)
バージョン表記は無くなったがEaaS版と呼ばれている。

物理ベースレンダリング(PBR)になった。
「PlayStation 4、Xbox One」世代。

CRYENGINEバージョン表記は無くなったが実際はバージョン3.6.0から始まる。 3.6.0~3.8.6
CRYENGINE初期(3.6.0)の頃は物理ベースレンダリングになったぐらいで3.5.8からあまり変わらなかった。(UIの見た目など)

2014/05 Crytekは「CRYENGINE」をSteamで有料で配信する。
Crytekは「CRYENGINE」月額980円から~とか言い出す。(ちなみにこの頃、Crytekは財政難になっていたはず。)

その後、Amazonと大規模なライセンス契約を締結し財政難を脱したように見えた。と思ったんですが、2016年後半になっても財政難だったようでCrytekは一部を除き国外スタジオを全て閉鎖することになった。

Crytek「利用料を支払っている限り,CRYENGINEを利用したゲームをロイヤリティフリーで販売できるよ。」

個人でもCRYENGINEを利用したゲームを販売できるようになった。

「CryENGINE 3 Free SDK」の時は販売するには会社として契約だった気がする。

2015/03 「Unreal Engine 4」が月額19ドルから無料になり、「Unity」は「Unity 5」をリリースし物理ベースレンダリングになる等、他のゲームエンジンは、大きな発表があったが「CRYENGINE」は大きな発表もなく有料のままだったため、多くのCRYENGINE使用者は、他のゲームエンジン(主に無料になったUnreal Engine 4)に乗り換える事になってしまった。

当時の記事(4gamer.net / gamespark.jp)

Amazon Lumberyard

「Amazon.com」が「Crytek」と大規模なライセンス契約をして誕生した。

「Amazon.com」が「CRYENGINE」をベースに作った「CRYENGINE」の派生。
有料の「CRYENGINE」に替わるゲームエンジンと期待したが、約1ヶ月後「CRYENGINE 5」(0円から)が発表されて「Amazon Lumberyard」(ベータ版の時点で)はなんだか残念な子になる。

ベータver 1.0.0時点では、ほとんどCRYENGINEだが今後は変わっていく予定。ベータver 1.0.0は40GB程度あった。ベータ版 1.8の時点で60GB。

一年後、Crytekのコードは半分程度になり、CRYENGINEよりも早く,HDR映像出力への対応も実現した。また、ユーザーガイドなどほとんど日本語化された。残念な子かと思いましたが一年後すごい子になってました。Amazon.comの資金力すごい。

4gamer.net | [GDC 2017]Amazon.comのゲームエンジン「Lumberyard」に注目が集まる。UE4とUnityに並ぶ3大ゲームエンジンとなるか?
http://www.4gamer.net/games/337/G033768/20170310142/

2016年12月23日(現地時間)CRYENGINEを使用して開発中のゲームの中で最も有名な Star Citizen がAlpha 2.6からAmazon Lumberyardにゲームエンジンを変更することを発表した。

Star Citizen アルファ2.5まで、使っていたCryEngineはLumberyardと同じくらいカスタムされたフォーク(出典元は忘れました)で名前がStarEngine

Lumberyard for those interested…
https://forums.robertsspaceindustries.com/discussion/364217/lumberyard-for-those-interested

Star Citizen switches from CryEngine to Amazon’s Lumberyard
http://www.pcgamer.com/star-citizen-switches-from-cryengine-to-amazons-lumberyard/

上記のページを大まかに訳し、要点をまとめてみました。

LumberyardとStarEngineはCryEngineのまったく同じビルドからのフォーク。
Lumberyard and StarEngine are both forks from exactly the SAME build of CryEngine.

「Cloud Imperium Games」はCrytekとAmazonのロードマップを比べ、最も興味を持っていた分野(オンラインゲーム)に投資しているのはAmazonと判断。

Amazonは大企業で、LumberyardとAWSなど次世代のオンラインゲームをサポートするために莫大な投資をしており、Crytekは、このレベルの投資をする財力(リソース)を持っていないと判断。

「Cloud Imperium Games」は「Star Citizen」の大規模なオンラインゲームを構築する上でCryEngineのCryNetwork(確かオンライン部分)では古く適さないと判断したようです。このようなことから、今後の将来のためにCryEngineを使い続けるよりもLumberyardにしたほうが良いと判断したようです。

CRYENGINE V

2016年03月15日(現地時間)(日本では2016年03月16日)「CRYENGINE V」が発表される。
支払いがPay What You Want(PWYW方式)になる。
Steamで配信の「CRYENGINE」は発表直前に販売停止になった。(「CRYENGINE」を一度でも契約してあれば販売停止後もまた契約でき利用できる)

同日「Humble Bundle」にて”Humble CRYENGINE Bundle”が2016年03月30日まで販売される。
ロイヤリティフリー素材のアセットなどのバンドルだった。(ただし、ファイル形式はpsd、max、ma、fbx形式。そのままではCRYENGINEで使えないので自分で変換する)
無料で”Free Campfire Asset Pack”がもらえた。
0.20ドルから購入でき、13ドルで全てもらえた。
合計DL量40GB以上、全て解凍すれば数百GB。

またバージョン表記が付いた…数字の5ではなくV(ファイブ)
CRYENGINE V

開発者が、支払い値を自由に決める支払い形式になった。0円にすれば無料です。

「DirectX 12」、(正式に)「C#」に対応した。Sandbox Editor がQtベースのインタフェースになった。(3.8.6までは、MFCベース)

やっとまともなランチャーを付ける。前から複数のプロジェクトを管理する事はできたがとても使いづらかったしランチャーは無かった。Steamで配信してからは更に不便だった。

色々、細かいところ(ゲームエンジン以外の部分コミュニティなど)を見なおした。ように見える

CRYENGINEシリーズは、今までゲームエンジン以外の部分が弱すぎたので、(3dモデルのインポートとか。本当はインディーズ開発者に作らせる気ないでしょと思う時がよくあった。)その部分を改善できそうな「CRYENGINE V」は期待しています。

CRYENGINE VのソースコードがGitHubで公開

2016/05/12ごろ(現地時間)
CRYENGINE Vのソースコードが今後はGitHubで公開されると発表される。
発表されただけでこの時は、GitHubで公開はされなかった。

2016/05/23ごろ(現地時間)
CRYENGINE 5.1のソースコードがGitHubで公開される。
https://github.com/CRYTEK-CRYENGINE/CRYENGINE

CRYENGINE SDK
https://github.com/CRYTEK-CRYENGINE/CRYENGINE/releases

CRYENGINE 5.3からSchematyc(ベータ版)が追加された

  • Schematycを使用することで、非プログラマーが素早くプロトタイプを制作したり、C ++やC#のスキルがなくても全体をとうしてCRYENGINEでゲームを制作する事ができるようになりました
  • Flowgraphと似ているようですが、C ++やC#でカメラのような要素をコントロールしていた部分がSchematycからもコントロールできるようになりました

https://www.cryengine.com/news/cryengine-masterclass-schematyc

正式名 (のはず)

CryENGINE
CryENGINE 2
CryENGINE 3
CryENGINE 3 Free SDK
CRYENGINE
CRYENGINE V
2016/03/18
2016/03/25
2016/04/11
2016/04/25
2016/10/17
2017/01/31
2017/03/11
追記、修正

参考
http://cryengine.com/
http://www.crytek.com/cryengine
https://aws.amazon.com/jp/lumberyard/

https://ja.wikipedia.org/wiki/CryENGINE
http://gigazine.net/news/20160316-cryengine-5/
http://jp.automaton.am/articles/newsjp/amazon-agreed-cry-engine-crytek/

独Crytek、ゲームエンジン「CRYENGINE」をSteamで提供開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20140529_650909.html

Crytekが「CRYENGINE」に月額制ライセンスモデルを導入。Steamで月額9.99ドルからの利用が可能に
http://www.4gamer.net/games/210/G021012/20140529111/

Crytek,「CryENGINE 3 SDK」の最新版となる「3.4.0」をリリース。新機能を紹介するムービーも合わせて公開
http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20120414003/

「CryEngine V」ビジネス&開発責任者インタビュー
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20160319_749128.html

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