CRYENGINE 5.3 から、ビルドシステムがWAFからCMakeに変更になりました。
https://docs.cryengine.com/display/CEPROG/CMake
CRYENGINE V をビルドするにはVisual Studioが必要です。
CRYENGINE 5.1.0からGitHubでコードをダウンロード出来るようになりました。
CRYENGINE V のビルド方法はよく変わるのでこの通りにしてもビルドできない場合があります。
最新のビルド方法はマニュアルから確認してください
https://docs.cryengine.com/display/CEPROG/CRYENGINE+Build+System
今回の環境
Windows 10 Home 64bit (Version 10.0.10586 ビルド 10586)
Visual Studio Community 2015 (Version 14.025123.00 Update 2)
CRYENGINE 5.1.1
目次
GitHub Extension for Visual Studioを使う場合
GitHub登録後
Visual Studio 2015から
チーム > チームエクスプローラー
右にチームエクスプローラー – 接続
GitHubを選択しログイン
複製を選択
複製元アドレス
https://github.com/CRYTEK-CRYENGINE/CRYENGINE.git

複製先の設定をする。
CRYENGINE source code. | GitHub
https://github.com/CRYTEK-CRYENGINE/CRYENGINE
GitHub Extension for Visual Studio を使わない場合
https://github.com/CRYTEK-CRYENGINE/CRYENGINE
から”Clone or download” > “Download ZIP“でZIPファイルをダウンロード
中身を任意の場所に置く。(GitHubの登録なしでダウンロードできます。)
CRYENGINEのソリューション作成の準備
このままではビルド出来ない。
CRYENGINEのSDKを追加する必要がある。
フォルダにdownload_sdks.exeがあるので実行しダウンロード
また、ここで任意のバージョンのSDKs.zipをダウンロードすることができます。
https://github.com/CRYTEK-CRYENGINE/CRYENGINE/releases

“CRYENGINE\Code“フォルダに”SDKs“フォルダを作成。
“SDKs“フォルダにSDKs.zipの中身を入れる。(中身は5.1.1で1.6GB近くある)
Brofiler.exeがマルウェアとして検出される場合がある。
Brofiler.exeがマルウェアとして検出される場合がある。(5.1.1のSDKs.zipでAvastで確認)これは誤検知で、製作者も認識しており、Brofiler 1.1.2以降をGitHubからダウンロードし、それを使えば良い。
Brofilerは、Crytek製ではなく”Vadim Slyusarev”によって開発されたゲームのための超軽量C++プロファイリングツール。
Brofiler | CRYENGINE テクニカルドキュメント
http://docs.cryengine.com/display/CEPROG/Brofiler
Brofiler | GitHub
https://github.com/bombomby/brofiler/releases
Brofiler公式サイト
http://www.brofiler.com/
CRYENGINE Forums| McAfee keeps detecting Brofiler.exe as Artemis!
https://www.cryengine.com/community/viewtopic.php?f=126&t=134054
日本語環境では、一部ファイルがWarningになる。

このWarning自体は問題は無いのですが、初期設定では、WarningをError扱いにするので、WarningをErrorとして扱うの指定を止めるように設定する。
Code\Tools\waf-1.7.13\crywaflibフォルダにある
“compile_settings_msvc.py“をテキストエディタで開く

70行目くらいに
‘/WX’, # Treat Warnings as Errors
警告をエラーとして扱う があるのでコメント化する。
#’/WX’, # Treat Warnings as Errors
CRYENGINEのソリューション作成
次に、CRYENGINE.slnを作成する。

ルートフォルダにあるcry_waf.exe実行
specs_to_include_in_project_generation (ソリューションに以下のプロジェクトのコードを含めます)
List of specs to include in solution generation
gamemono Configuration to build the Engine and GameMono Project
gamesdk Configuration to build the Engine and GameSDK Project
gamesdk_server Configuration to build the Engine and GameSDK Project
gamezero Configuration to build the Engine and GameZero Project
gamezero_server Configuration to build the Engine and GameZero Project
とりあえず、GameSDK,GameZeroを選択。 (後でOptionsから変更ができます)
コマンドプロンプト画面になり少し待つ
環境によりNVIDIA、AMD関連のWarningが出るが多分、問題無いです。

Optionsから設定変更ができます
“Visual Studio Solution“でCRYENGINEのソリューション作成
SolutionsフォルダにCRYENGINE.slnがあるので開く。

ソリューション構成を[GameSDK] Profile x64 に設定。


ソリューションのビルドを実行。
“WindowsLauncher“を「スタートアッププロジェクトに設定」にする。
デバッグを開始 (F5)
ここまでしか分かりません。
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